経営者になるメリット

独立へのモチベーションを上げる!

独立するために

スムーズに独立するためには、在職中から綿密な下準備を始めることが大切です。まだ働いているから、と何も変えようとしないのであれば、いつまで経っても独立することは難しいでしょう。心を決めたならば、日常の働き方から見直してみましょう。経営者として必要になる、さまざまなヒントが見つかるはずです。
独立すると大変なこともありますが、雇われているうちは感じることのできない大きなメリットもありますので、ご紹介しておきます。

理想の介護を追求できる

介護士が独立してトップになることで、自分が理想とする介護事業を作ることができるというメリットがあります。雇われている状態はあくまでも雇われている福祉施設や福祉法人の理想を追求しなければなりません。もちろんその理想がそのまま自分の理想であるかもしれませんが、多くの場合どこか食い違うところがあるものです。その点で自分が独立すると、すべてを自分の理想の介護を追求するために決定することができるので、食い違いが生じません。

報酬も自分で決定できる

介護業界は営利目的ではありませんので、どれだけ介護の技術が高くても給与がそこまで高くなるということはありません。しかし、独立して事業を軌道に乗せることができれば、雇われている頃よりも高収入が見込めます。それも報酬を自分で決定することができるようになり、利益が多ければ多いほど自分への報酬も大きくできます。
ただし、自分への還元ばかりでは従業員が付いてくることはありません。そのため、理想の介護のために働いてくれている従業員への配慮には十分気をつけましょう。何かあった時のために内部保留をしたり、退職金の積み立てをしたりといった従業員への配慮の上で、自分への報酬を自由に決定できます。

定年を超えて働ける

現在は再雇用の制度があるので、定年を超えても働き続けること自体はできますが、報酬が大幅に減ってしまいます。定年を超えてからは身体的にも介護が厳しくなることもあり、いつまでも働き続けるということは難しいです。しかし、独立すれば定年も関係なく、報酬も減らすことなく働き続けることが可能です。
独立している人の多くは人を動かす側に回っているので、介護の現場に出て働くことも少ないです。そのため、重いものを持つことが難しくなったり、利用者を支えるだけの力がなくなったりしても、経営手腕が衰えることがなければ収入と仕事を維持することができます。老後の貴重な安定収入にもなり、報酬を落とさずに働き続けられるという点で独立は大きなメリットです。

トップを目指す人に知っておいてほしいこと

求められるのは「人間力」

介護施設のトップである施設長は、さまざまなマネジメントを行うための人間力が求められます。介護は人が行う仕事なので、トップの方針に納得して動いてもらえるよう、人がついてくるための人間力について考えてみましょう。

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